
金銭的、身体的な負担が大きい治療法を低コスト化したい
第4回(2025年度)
山口大学
医学部医学科3年
H.Sさん
- 当奨学金の活用方法や、研究や学生生活に期待する変化を教えてください
本奨学金の受給により、大学の特別カリキュラムを活用した研究活動、海外研究機関の視察や学会参加が可能となり、研究に対する視野と意欲を一層高めることが可能になりました。また、経済的な不安が軽減されることで、基礎医学の学修や研究活動により多くの時間を投じることが可能になりました。2026年度は、将来の地域医療に資する研究基盤の確立に専念したいと考えています。
- 医療分野を学ぼうと思ったきっかけや、志望した理由を教えてください
一つ目の大学在学中、保育士資格の取得や過疎地域での教育活動を通じて、子どもの健康や家庭環境を支えるには医療・福祉・コミュニティの連携が不可欠であると実感しました。その後、社会人として医療DXに携わる中で、現場の課題により深く関わるには医学的知識と臨床経験が必要であると考え、医師を志しました。まだ学生ですが、医療職は、自分の学んだことがそのまま人のためになる、良い仕事だと思います。
- 現在学んでいること・研究を、将来どのように活用していきたいですか
現在学んでいるナノメディシン分野の基礎医学や研究手法を土台に、将来は地域医療の現場で科学的根拠に基づいた診療を実践したいと考えています。具体的には、放射線治療や化学療法など、効果は認められるが金銭的あるいは身体的な負担が大きい治療法や、限られた施設でしか実施できない処置を、ナノ粒子を用いて低コスト化し、アクセスしやすいものにすることを目標としています。
- 同じ分野を目指す後輩に一言、お願いします
医学の道は長く厳しく、志だけでなく経済的な支えも重要です。しかし、その制約の中でも学び続ける姿勢が将来の力になると考えます。焦らず、基礎を大切にしながら、自分の関心を深めてください。支援制度も活用しつつ、互いに刺激し合いながら一歩ずつ前進していければ嬉しいです。
- その他、財団関係者に伝えたいことがあれば
このたびは採用いただき、誠にありがとうございます。貴財団のご支援により、学業および研究に専念できる環境を得られることに深く感謝しております。本奨学金を活用し、研究活動や国際的な学びの機会に積極的に取り組み、医師としての基盤を確実に築いてまいります。将来的には、地域医療と研究の双方に貢献する形で、その成果を社会に還元していきたいと考えております。今後ともご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。



