voice 奨学生の声

R.Sさん

視覚について、書き込みの可能性を脳神経研究により検証したい

東京大学大学院
医学系研究科博士課程

R.Sさん

  • 当奨学金の活用方法や、研究や学生生活に期待する変化を教えてください

    週末にアルバイトに行くことが多かったのですが、アルバイトの日数を減らしその分土日に研究活動を行うことで規定年数内により多くの成果を出したいと考えております。残り2年間で卒業なのですが、興味のあるテーマを2つ実施しており、さらに卒業後ポスドクで行うための研究も考えています。土日を使うことでポスドクのテーマも考えるだけでなく実践して参りたいです。

  • 医療分野を学ぼうと思ったきっかけや、志望した理由を教えてください

    きっかけは小さい頃から人体に興味があったからです。文明を作るほどの複雑な生物がどのように構成されているのか、機能しているのか、機能をどのように統括しているのかに興味がありました。大学の講義でエピジェネティクスについて知り、学部から修士まで分子生物学に従事したことでさらに興味関心が深まりました。脳は昔から最も興味深いと感じていました。宇宙兄弟を読みALSについて知ったことも大きなきっかけで、ALS患者の介護ボランティアを通じさらに医療分野を深めようと決心しました。

  • 現在学んでいること・研究を、将来どのように活用していきたいですか

    脳への情報の書き込みと、それを実現するための神経情報処理機構および構造の解明を、現在の研究の延長線上に行っていきたいです。将来、視覚などの五感を損失した方やALSのように全く動けなくなってしまった方の感覚回復を脳への書き込みにより達成できないかと考えています。そのうちの視覚について、書き込みの可能性を脳神経研究により検証したいと考えております。そのため、現在は視覚野における情報表現および失明時の神経回路について研究を行なっています。

  • 同じ分野を目指す後輩に一言、お願いします

    創薬等の直接患者様に貢献できる分野も素晴らしいですが、体内でタンパク質がどのように機能しているのか、神経がどのように機能し知覚を生み出すのかなどの基礎研究もとても意義深いです。他分野にも広く応用可能なシンプルな原理の解明を目指し、一緒に研究活動を頑張りたいです。

  • その他、財団関係者に伝えたいことがあれば

    この度はご採択いただき誠にありがとうございました。より一層研究活動に精進して参ります、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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