悪性腫瘍の根治を目指し、新たな治療戦略の確立したい
東海大学
医学部 医学科
K. Iさん
- 当奨学金を受給して、研究や学生生活にどのような変化を期待しますか
医学部医学科は講義予定がタイトでありテストも多い為、中々アルバイトに時間を割くことが困難です。本奨学金を受給することで学生生活に必要な金銭や備品購入の心配が不要になり、限られた時間を有効利用することが可能となります。
医学部の勉強に集中して取り組める他、現在取り組んでいる基礎医学分野の研究に集中して取り組むことで、より一層医学知識を深め、研究に邁進できることを期待しております。 - 医療分野を学ぼうと思ったきっかけや、志望した理由を教えてください
医師を目指した理由は、1つ目に海外での生活や出張が多かった為、慣れない環境で体調を崩すこともあり、その度に現地の医師に助けてもらうことが多く、医師への憧れがあったことが挙げられます。2つ目に、企業ですと経済合理性や技術力の制約があるなか、医師は自らが身につけた知識を、責任をもって活用することで、より直接的な個人への貢献度が高く、不安を抱える方々の支えやサポートになれると考えたからです。
- 現在学んでいること・研究を、将来どのように活用していきたいですか
私は現在、医学部医学科での勉強の他に、基礎研究として癌細胞特異的な遺伝子メカニズムの解明に取り組んでいます。日本における死因のトップは悪性新生物であり、今後も増えることが予想されるため悪性腫瘍の治療は社会的にも大変意義があります。
医師としてがん遺伝子の解明とがん遺伝子を標的とした創薬への応用・新たな治療戦略の確立することで、悪性腫瘍の根治を目指し、より多くの命を救い医療・医療基礎研究の発展に貢献したいと考えております。 - 同じ分野を目指す後輩に一言、お願いします
医学部医学科の臨床医学、基礎医学、実習と勉強量は非常に多く、試験のプレッシャーもあり大変だと思います。その際、モチベーションとなるのは好奇心と自分が目指す医師像だと思います。色々なことに興味を持ち、積極的に取り組む姿勢があれば、自分の好きな医学を見つけることができ学生生活・課外活動も苦にならないと思いますので、ぜひ頑張ってください。