複雑な生命現象の一部を自分の研究で解明したい
横浜市立大学 大学院
医学研究科 医科学専攻
水野 雄斗さん
- 当奨学金を受給して、研究や学生生活にどのような変化を期待しますか
奨学金を受給させていただいたことで、より研究に専念できると考えております。
大学院生として勉強や研究に専念したいと常々思っていますが、生活のためにバイトをせざるを得ない状況があります。貴重な研究に取り組む時間をバイトなどに回さなければいけないのは本意ではありません。また実験は複数の日程にわたり連続的に行われることも多く、バイトがあることによって、実験を組むのに支障がでてしまうこともあります。
奨学金をいただけたことで、その分バイトを減らすことでより充実した研究生活がおくれると確信しています。 - 医療分野を学ぼうと思ったきっかけや、志望した理由を教えてください
医療分野には高校生のころから興味がありました。
医師という仕事は、多くのひとに役に立つ仕事ですし、学問としての生物学にも興味がありました。たとえば人は37兆個という想像もつかないような膨大な数の細胞で構成されています。これほどの数の細胞がそれぞれの機能をもち、お互いに相互作用することで、生命を維持しているのはとても神秘的なことだと思います。その複雑極まりない生命現象の一部を自分の研究で解明できたらいいなと思っています。 - 現在学んでいること・研究を、将来どのように活用していきたいですか
現在は、がんの治療の研究をしています。がんの治療は免疫療法が登場したことにより革命的な発展をとげました。しかし、それでも効かない患者さんも多く課題が残っています。ぼくはそのメカニズムの解明に挑戦しています。
- 同じ分野を目指す後輩に一言、お願いします
研究は大変さや難しさもありますが、世の中でまだわかっていないことを明らかにするのは楽しいですよ!