研究成果を継続的に発信していきたい
横浜市立大学 大学院
医学研究科 医科学専攻
大島 聡人さん
- 当奨学金を受給して、研究や学生生活にどのような変化を期待しますか
非常勤で生活費を稼ぎながら研究活動も並行して行っていくことは、労力的にも時間的
にも厳しい面があります。本奨学金をいただいたことによって、研究活動により集中して
エネルギーを注ぐことが可能になると思います。
また、関連する学会に出席する時間と費用も賄うことが可能になりますので、より優れた研究成果に繋げられるよう活用したいと思います。 - 医療分野を学ぼうと思ったきっかけや、志望した理由を教えてください
小学生の頃から脳の機能に不思議な魅力を感じていたことが医学部に進学したきっかけです。医学部入学後は、脳の解剖生理や脳疾患にますます興味が深まり、自分の手で脳を手術して治療を行うことができる脳神経外科学を専攻しました。
現在の医学では悪性脳腫瘍の治療法に限界があり、改めて研究の必要性を認識したため大学院で研究活動を行っています。 - 現在学んでいること・研究を、将来どのように活用していきたいですか
悪性脳腫瘍分野における臨床と研究の架け橋となるトランスレーショナル研究に取り
組んでおり、研究成果そのものが臨床と密接に関わっています。
加えて、研究活動を通じて涵養された俯瞰的な視点を実臨床に還元し、研究成果も継続的に発信していきたいと考えています。 - 同じ分野を目指す後輩に一言、お願いします
医学には未解決問題が無数にあります。問題解決のために協力してくれる仲間が一人でも増えてくれたら嬉しく思います。