心理的な支えにもなる医師を目指す
聖マリアンナ医科大学
医学部医学科 4年
A.Tさん
- 医療分野を学ぼうと思ったきっかけや、志望した理由を教えてください
親族に医療従事者はおらず、幼少期から漠然と医師への憧れを抱いてはいたものの、明確な志望理由ができたのは高校生のときでした。親知らずの抜歯に伴い入院した際、病院側のご配慮で産婦人科棟で過ごすこととなり、生まれたばかりの赤ちゃんの姿を目にする機会がありました。小さい身体なりに泣いたり、手を動かしながら一生懸命に生きている様子に心を打たれ、新たな命の誕生という神秘的な瞬間に感動を覚えました。この経験を通して、「新たな生命の誕生に関わる仕事がしたい」と強く感じ、産婦人科医になることを目標に医学の道を志しました。
- 現在学んでいること・研究を、将来どのように活用していきたいですか
現在は産婦人科と麻酔科のどちらに進むか悩んでいる段階にあります。麻酔科に進んだ場合には、動物介在療法を医療現場に普及させる活動に携わりたいと考えています。動物介在療法には多くの可能性を感じていますが、導入には多くの課題が伴います。現状では国内で導入している病院は限られているため、今後は全国規模での導入が可能となるような仕組みづくりに貢献したいと考えています。
一方で、産婦人科に進んだ場合には、不妊治療に積極的に関わっていきたいと考えています。新しい命の誕生を待ち望むご夫婦に寄り添い、医学的にも心理的にも支えとなれるような医師を目指して、今後も学びと経験を重ねていきたいと考えております。 - 同じ分野を目指す後輩に一言、お願いします
医師は一生勉強。医学部に入るまでも入ってからも卒業してからもずっと勉強!でも興味があるからこそ医学の勉強は楽しいです!!
- その他、財団関係者に伝えたいことがあれば
首藤奨学財団様には多大なるご支援を賜りましたおかげで、1年間アルバイトと両立しながら勉学に励むことができました。心より深く感謝申し上げます。